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永遠の別れ





 見果てる向こうまで光の湖が光り輝く。
 リュックたちはその美しさに見惚れていた。
 ティーダは自分の両手を見ると、透けはじめている事に気づく。
 そして、前に向くと、踊り終わったユウナが瞳で訴えていた。
 逝かないでとでもいうように、けれど、ティーダは微笑んでいた。

「俺、帰らなくちゃな。ザナルガンド案内できなくて、ごめんな」

 優しすぎる嘘。
 ティーダはワッカが止める気配を感じたが、リュックが叫んだ。

「また、会えるよね?ねぇ!?」

 その言葉に、ティーダは振り向いた。悔いのない笑みだった。
 その笑顔に、リュックたちは何もいえなかった。
 なんて、清々しい笑顔をするのだろうと思った。

「頑張れよ」

 ユウナは色々な意味をこめて、応えた。

「ありがとう」

 その言葉に、ティーダはかすかに驚いたが、笑顔を見せて頷いた。
 そして、一瞬ルールーの方を見て、声には出せず、たった一言を唇で動かして……。
 ルールーはかすかに瞳が潤んでいたが、微笑んで唇を動かした。
 その言葉を読み取ったティーダは何もかも吹っ切るように、片手をあげて、彼らしい最後の言葉を……。

「じゃあ、またな」

 走り出すティーダを見送るユウナたち。
 手を振りながら見送るリュック、ワッカ。

 光の湖に入り、ブラスカ、若いころのアーロン、そして、ジェクトの姿が。
 ジェクトの手がティーダの手を叩き合う。

 そして、消えていく。

 シンにかかわるすべてが……。








--- Fin ---


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後書き・・・



こんなのティーダじゃないよねぇ・・・。
逃げます!!ーーーー
あ、こんな文を最後まで読んでくれてありがとうございます。
こっそり指摘を教えてくだされば、嬉しいですが・・・。