[PR] この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。 永遠の別れ
見果てる向こうまで光の湖が光り輝く。 リュックたちはその美しさに見惚れていた。 ティーダは自分の両手を見ると、透けはじめている事に気づく。 そして、前に向くと、踊り終わったユウナが瞳で訴えていた。 逝かないでとでもいうように、けれど、ティーダは微笑んでいた。 「俺、帰らなくちゃな。ザナルガンド案内できなくて、ごめんな」 優しすぎる嘘。 ティーダはワッカが止める気配を感じたが、リュックが叫んだ。 「また、会えるよね?ねぇ!?」 その言葉に、ティーダは振り向いた。悔いのない笑みだった。 その笑顔に、リュックたちは何もいえなかった。 なんて、清々しい笑顔をするのだろうと思った。 「頑張れよ」 ユウナは色々な意味をこめて、応えた。 「ありがとう」 その言葉に、ティーダはかすかに驚いたが、笑顔を見せて頷いた。 そして、一瞬ルールーの方を見て、声には出せず、たった一言を唇で動かして……。 ルールーはかすかに瞳が潤んでいたが、微笑んで唇を動かした。 その言葉を読み取ったティーダは何もかも吹っ切るように、片手をあげて、彼らしい最後の言葉を……。 「じゃあ、またな」 走り出すティーダを見送るユウナたち。 手を振りながら見送るリュック、ワッカ。 光の湖に入り、ブラスカ、若いころのアーロン、そして、ジェクトの姿が。 ジェクトの手がティーダの手を叩き合う。 そして、消えていく。 シンにかかわるすべてが……。 後書き・・・ こんなのティーダじゃないよねぇ・・・。 逃げます!!ーーーー あ、こんな文を最後まで読んでくれてありがとうございます。 こっそり指摘を教えてくだされば、嬉しいですが・・・。 |